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四季を感じる暮らしの贅沢
自宅を建ててから、まもなく一年が過ぎようとしています。
家づくりに携わる仕事をしている私ですが、実際に自分で暮らしてみて改めて感じたのは、「家は季節を楽しむための器でもある」ということでした。
この一年、窓から見える景色とともに暮らしてきました。
春にはやわらかな新芽が芽吹き、夏には深い緑が日差しを和らげ、秋には紅葉が色づき、冬には静かな景色が広がる。毎日同じ場所で過ごしていても、窓の外の表情は少しずつ変わっていきます。
特に印象的だったのは紅葉の季節です。
各部屋の窓から見える木々が少しずつ赤く染まり、朝日や夕日に照らされる姿は本当に美しく、家の中にいながら四季の移ろいを感じることができました。忙しい日常の中でも、ふと窓の外を見るだけで心が落ち着き、「この家を建ててよかった」と感じる瞬間が何度もありました。
そして今、紅葉の花も咲き終わり、木々は再び元気な緑へと変わっています。
鮮やかな新緑を見ると、季節がまた次へ進んでいることを感じます。同じ景色でも、季節によって見え方や感じ方が変わるのはとても面白いものです。
家づくりというと、間取りや性能、デザインに目が向きがちです。もちろんそれらも大切ですが、私は「五感を感じられる家」であることも、とても大事だと思っています。どこに窓をつけるのか、どの景色を切り取るのか。少しの工夫で、暮らしの豊かさは大きく変わります。
自然を身近に感じながら過ごす時間は、とても贅沢です。
忙しい毎日の中でも、四季の変化を感じることで心にゆとりが生まれます。
これから家づくりを考える方にも、ただ住むための家ではなく、「季節とともに暮らす家」の心地よさをぜひ味わっていただきたいと思います
食事会
先日、スタッフ一同で、たこ焼きや焼き鳥を囲んだ食事会を行いました。開催場所は、自宅兼モデル空間。普段から「居心地の良さ」を追求して家づくりをしている私たちですが、実際に自分たちで体感することで、改めてその魅力を深く感じる時間となりました。
当日は無暖房で24度をキープし、「本当に暖房つけてないの?」と驚かれるほどの暖かさ。料理の熱も多少ありましたが、それ以上に断熱性と気密性の高さが効果を発揮し、室内は終始快適そのもの。entの家がもつ“保温力”を、スタッフ全員が身をもって実感しました。
さらに、天井と床には三重県産の杉板、壁にはスイス漆喰を使用しているため、湿度は48〜53%ととても安定。べたつきや乾燥を感じることもなく、食事も会話もじっくり楽しめる、理想的な環境が整っていました。
食事会の後、事務員さんから「やっぱりentのお家は居心地が良いですね!また定期的に開催したいです」と嬉しい言葉をいただきました。お客様に誇れる家づくりができていることを、改めて実感できた貴重なひとときでした。
これからも、住む人の暮らしを心地よく支える“本当に良い家”を届けられるよう、日々の仕事に励んでまいります。
イサム・ノグチの照明とポスターで、心地よいお家時間。
先日、モエレ沼公園でイサム・ノグチの照明とポスターを購入し、ついに我が家に飾りました。
柔らかな和紙でつくられた照明を組み立てて灯りをともすと、空間全体がふんわりと優しく包まれるようで、ほっとした心地よい雰囲気に。
同じく和紙を使ったポスターは、照明の光に溶け込むように壁を彩り、シンプルながらも上品で洗練された存在感を放っています。
イサム・ノグチの作品は、彫刻的でありながら日常の中に自然と溶け込むデザインが魅力です。光のかたちを大切にし、和とモダンを融合させた独特の世界観が、住まいの空気を静かに変えてくれます。
夜になると照明の明かりがやわらかく広がり、一日の疲れを癒してくれるようです。お気に入りの音楽や動画を本を見ながら、ゆったりと過ごす時間がますます楽しみになりました。
家は、ただ「暮らす場所」ではなく、日々の小さな喜びを積み重ねていく空間だと思っています。
こうして少しずつお気に入りのものを取り入れることで、住まいが自分達らしく育っていくのを感じます。
これからも季節や気分に合わせて、照明の色合いやインテリアを少しずつ変えながら、お家時間を丁寧に味わっていきたいと思います。
私たちは、こうした「暮らしを楽しむ空間づくり」を大切にしています。
素材の風合いや光の入り方、そしてそこに住まう人の感性、体感を活かしながら、心地よく暮らせる家をご提案します。
皆さまもぜひ、お気に入りの照明やアートを取り入れて、日常に小さな幸せを灯してみてはいかがでしょうか。
建築に触れる、念願の新婚旅行・北海道
結婚当初はコロナの影響で延期し、「新築が完成したら行こう」と夫婦で話していたので、実に3年半越しの新婚旅行です。行き先は、自然と建築の融合が魅力の地・北海道。美味しい食と建築の両方をたっぷりと満喫してきました。

旅の初日はグルメ三昧。地元で人気の回転寿司「とりとん」では、鮮度抜群のネタがずらり。特に“生秋刀魚”の握りには感動しました。脂ののった旨味が絶妙で、思わず4皿もおかわり。ほかにも海鮮丼やラーメン、そして北海道限定の「カツゲン」を毎日堪能し、改めて「旅の醍醐味はその土地の味」だと実感しました。
そして、今回の旅のもう一つの目的は「建築に触れること」。
まず訪れたのが、安藤忠雄氏設計の〈頭大仏殿〉。丘の上にひっそりと佇む大仏を覆うように設計されたコンクリートの構造体は、まるで自然と建築が一体化したかのようでした。アプローチのトンネルを抜けた瞬間、光に包まれる空間の美しさに圧倒されました。光と影のコントラスト、コンクリートの質感、そして音の響き方――どれもが空間を構成する大切な要素であり、改めて“建築の力”を感じる場所でした。
夫婦で一番楽しみにしていたのが、イサム・ノグチが設計した〈モエレ沼公園〉。
広大な敷地全体が一つの彫刻作品のようにデザインされ、自然と人工が見事に調和していました。芝生で遊ぶ子どもたちの姿も、空間の一部として美しく感じられるほど。自転車を借りて園内を巡ると、見る角度や位置が変わるたびに新しい風景が現れ、まるで“動く建築”のような体験でした。イサム・ノグチの思想と美学に触れ、つい照明やポスターを衝動買いしてしまうほど心を動かされました。
旅を通して感じたのは、「建築は人の感情を動かす力を持っている」ということ。
スケールの大きさや素材の美しさだけでなく、“空間の余白”や“自然との関わり方”が、人の心に深く残るのだと改めて実感しました。北海道の大地で感じたこの感覚を、これからの家づくりにも活かし、暮らしの中に心地よい“建築体験”を届けていきたいと思います。
日本の四季を感じる家づくり
気がつけば葉の先が少しずつ色づきはじめ、秋の気配を感じるようになりました。皆さんも、朝晩の空気や窓の外の景色から季節の移ろいを感じていらっしゃるのではないでしょうか。日本の四季は本当に豊かで、その中でも私は紅葉が大好きです。だからこそ、この美しさを暮らしの中に取り入れられたら、毎日がもっと心地よくなるのではと考えるようになりました。
これまでは家づくりというと「デザイン」「仕様」「性能」といった機能面に目がいきがちでした。しかし、本当の心地よさは五感で感じるものだと思います。窓から眺める景色、木の香りや風の音、家族や友人との会話、床の温もり。そうした小さな心地よさの積み重ねが、日常を豊かにしてくれるのだと思います。
家を「ただ住むための場所」とは考えなくなりました。むしろ、人生を共に歩んでくれる存在として、その人らしい時間や思い出を支える舞台であってほしい。どんな景色を窓から切り取りたいのか、どんな音や光に包まれて暮らしたいのか。一緒に思い描きながら形にしていくことが大切だと感じています。
これからも四季の変化を楽しみながら、人と家とのつながりを大事にし、五感で「心地いい」と思えるような暮らしをお届けしていきたいと思います。紅葉が美しく色づくこの季節、身近な自然を味わいながら日々の中に小さな豊かさを見つけていきたいと思います。











