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「空間デザインアワード2025」に応募しました‼
株式会社ウッドワンが主催する「空間デザインアワード2025」に、このたび自分の作品を応募しました。木の魅力を活かした暮らしや空間づくりをテーマとするこのアワードは、建築家やデザイナーをはじめ、住空間に関わる多くの人々が参加し、それぞれの感性やアイデアを発表できる舞台です。
今回の審査委員長は、日本を代表する建築家・伊東豊雄さん。伊東さんは「建築の造形美」だけでなく、「人々の生活やコミュニティにどう寄り添うか」を大切にされており、国際的に高く評価されながらも謙虚で柔らかな語り口が印象的な方です。そのような巨匠の目に自分の作品がどのように映るのか、とても楽しみであると同時に、身の引き締まる思いでもあります。
応募を決めた背景には、これまで建築家として数多くのお施主様の住まいに携わってきた経験、そして活動を始めて10年という節目を迎えたことがありました。これまでの取り組みを一度客観的に評価していただきたい――その想いが今回の挑戦につながっています。
作品をまとめる過程では、設計手法だけでなく、大工として培ってきた技術や知識を改めて振り返ることができました。特に「光と影の在り方」と「木の質感の魅力」が調和する瞬間をどう演出するかに注力し、単なる素材選びにとどまらず、住む人の心に響く体験としての空間を意識しました。
結果はまだわかりませんが、この挑戦そのものが大きな財産です。普段の仕事では発表の場が限られていますが、このアワードを通じて自分の考えを広く知っていただけるきっかけになると感じています。また、他の応募者の作品に触れることで、自分の視野がさらに広がることを期待しています。
木や自然素材と人が共に生きる空間の可能性を探る旅は、これからも続きます。今回の経験から得た学びを糧に、より良いデザイン、そして暮らしに寄り添った空間づくりを目指して歩みを進めていきたいと思います。