ブログ
心が動く時間は、暮らしを豊かにしてくれる。
先日、妻と一緒に大阪で開催されている「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。― 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ ―」を見に行ってきました。
以前、兵庫県立美術館でヤノベケンジさんの《サン・シスター(なぎさ)》を見たことがあり、その存在感に圧倒されたことを今でも覚えています。
それ以来ずっと気になっていた展覧会だったので、ようやく訪れることができ、とても楽しみにしていました。
会場に入ると、巨大な猫の彫刻や、見上げるほど大きな作品が次々と現れます。
その迫力に思わず足を止め、作品の前で何度も見入ってしまいました。
三人の作家それぞれが持つ世界観はまったく違います。
だからこそ、一つひとつの作品と向き合う時間がとても新鮮で、「人それぞれ感じ方が違っていいな」と改めて教えてもらえたような気がしました。
アートには正解がありません。
隣で作品を見ている妻とは違う価値観で鑑賞を楽しみました。
同じ景色を見ても、感じることは少し違う。
でも、その違いを楽しめることも、一緒に暮らしていく豊かさなのだと思います。
その後は、以前から二人で行ってみたかったHAYへ。
店内には家具や照明、雑貨が美しく並び、まるで暮らしそのものを展示しているような空間でした。
一つひとつの椅子や照明を見ながら、「この椅子はどんな家に似合うかな?」と自然に会話が生まれます。
家具を見ているというより、これからの暮らしを想像しているような時間でした。
私は、家づくりも同じだと思っています。
家は完成した瞬間がゴールではありません。
そこでどんな朝を迎え、どんな食卓を囲み、どんな笑顔が生まれるのか。
その日常をデザインすることが、本当の家づくりなのだと思います。
アートも家具も、毎日の暮らしを少しだけ豊かにしてくれる存在です。
そして住まいも、家族の心を穏やかにし、「帰ってきてよかった」と思える場所であってほしい。
今回の休日は、作品やデザインに触れながら、改めてそんなことを考える一日になりました。
心が動く時間を大切にすること。
それが、毎日の暮らしを少しずつ豊かにしてくれるのだと感じています。




